10月1日より神戸市が新生児の聴覚スクリーニング検査助成を開始するとの発表がありました。
新生児聴覚スクリーニング検査は聴覚障害の早期発見の手助けになるものです。
産科施設のほとんどで検査可能で、赤ちゃんが寝ている間に負担なくできる検査です。
しかし新生児聴覚スクリーニング検査は公費検査ではなく自費検査になるためか、残念なことに全ての赤ちゃんが検査を受けているわけではないのが現状です。
先天性の聴覚障害を持つ子は1000人に約1人の割合で生まれると言われていて、これは先天性障害の中で高頻度なものの一つだそうです。
そして聴覚障害は早く発見してその子にあった方法(補聴器・人工内耳・手話など)で適切な療育・教育をすることで、ことばや心の発達の助けになり、それだけコミュニケーション能力を高くできると言われています。
生まれてくる全ての赤ちゃんがこの検査を受けることができる日がきますように、公費助成の拡充を願ってやみません。
出産を控えた方は、ぜひ産院にお尋ねくださいね。
(この記事を読まれてる方は、お子さんが大きい方が多いでしょうか…。出産を控えたお知り合いがいらしたらぜひご紹介ください)
新生児聴覚スクリーニング検査について、参考リンク
[1]公益財団法人母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ 「新生児聴覚スクリーニング検査」について知りたい方
[2]厚生労働省 難聴児の早期支援に向けた保健・医療・福祉・教育の連携プロジェクト 産婦人科医会資料
[3]日本耳鼻咽喉科学会 新生児聴覚スクリーニングマニュアル
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